勘定科目―――預金2

この会社における現金預金はいくらあればいいのか?という議論が
あります。月商の2カ月分とか、1.5カ月分とか、いろんな意見が
あります。
私どもの会社も試行錯誤しました。でも、この現金預金の裏付けが
借金なのか、それとも自己資本なのか、買掛金を中心とする流動負債
なのかによって違ってきます。
裏付けが借入金であるならば、それは短期でも長期でも。。。現金預金は
在庫と一緒です。金利がかかります。
裏付けが自己資本であるならば、より効率的に投資をして更に増やすのか?
それとも配当するのか?という選択肢になってきます。

多くの企業では裏付けが借金ですから、少ないほうがよいというのが
私の結論です。でも、大前提があります。それは、すぐに借りることが
できるということ。ギリギリで資金繰りしながらも、当座貸越や、
短期借入金が自由に借りたり返したりできるという枠を確保しておくということです。

弊社では、売上が月商3億ですが、現金預金は1億前後で推移しています。
足りなくなるのは月に1回ぐらいで5000万位借りますが、1週間で返します。
金利は0.58。
ただ、当座貸越の枠は、8億の設定をしています。いつでも借りられるように。
もし、月商の2か月を守っていたら。。。6億を年間借りて。。。1%の金利
600万・・・どうなんでしょう?