問題点を見極める

職場には、数多くの問題点があります。気がつく人もいれば、気がつかない人もいます。そして、その問題の多くは、現象です。テーブルの上が汚れている・・・それは、現象です。問題を浅くとらえ、浅く考える人は、解決策も浅くなります。この、テーブルが汚れているという現象に対して、テーブルを拭くという解決策を思い浮かべ、そして、実行に移します。しかし、リーダーは、ここで終わってはいけないと考えます。その汚れたテーブルは、誰かが汚しています。しかも、よごしてもそのままにした。その、よごしてもそのままにしてもよいいう心が、まず問題です。そして、問題に気が付きながらも、なにも行動しなかったひとがいるはずです。そのことも問題です。
最初の対処法としては、テーブルを拭くという解決策をとるにしても、リーダーはその次の真の問題点を見つけ出し、現状を分析し、目標を設定し、解決策を考え、行動していくということが必要になります。それが、現象となってあらわれてくる問題をきちんと根から解決することになるのです。そして、その問題は、実は自分にある自責と考えられるようになったとき、人は大きく成長していくのだと思います。