掃除と仕事

社内で掃除をするとその人のなりがよくわかります。掃除も仕事とみると、掃除が丁寧な人は、仕事も丁寧だし、掃除が雑な人は、仕事も雑です。掃除をいい意味で要領良く行える人は、仕事も早いです。

ある日、携帯電話を壊してしまった社員が謝りにきました。上司は、気がたるんでると注意をしていました。 でもここの本質は、気が緩んでいるで済ませてはいけません。彼は、携帯電話をなぜ壊したのか?現象で捉えると、車のドアを閉めるとき挟んでしまったとのことです。

この携帯電話を壊してしまったという現象には、なにかが潜んでします。確かに、気が緩んでいた側面はあります。しかし、なぜ、そのようなことが起きたのか?それは、普段の彼の生活にあると思います。彼の仕事は雑です。仕事ができないわけではありません。しかし、普段から仕上がりが雑なのです。ですので、この携帯電話を壊したという現象からそこまで考えて、注意し、普段の仕事の内容を改めさせなくてはなりません。
その点で掃除というのは、丁寧に仕事を行う上での習慣づけるのにはもってこいの方法であると思います。まずは、失敗しても大きな失敗にななりません。掃除自体も、きちんと指導すれば難しいものでもありません。ただ、隅々まで拭くのかそういうことを指導し、毎日やることを指導すればよいのです。

そうした、一つの現象から本質をとらえ、指導していくことが大切です。