掃除とお客様第一主義

多くの会社で掃除をします。会社の周りであったり、もちろん自社内であったりと掃除をする会社は多いです。でも、とかく掃除をすることが目的になり、掃除しないと上司に叱られるから、ルール―だからと本来の目的を忘れがちです。会社が大きくなればなるほどその傾向が強いかもしれません。

あのトイレ掃除で有名なイエローハットさんでさえ、私が掃除のDVDを買いに行ったとき、何それ?あーあーあったねそんなの・・・みたいな対応をされました。掃除の目的が分かっていればそうはならなかったはずです。

掃除はなんのために行うか?ひとつは、コスト削減のためです。はー?って思うかもしれませんが、掃除、整理整頓をすると確実にコストが減っていきます。それは、またあとで述べることとして、掃除はなんのために行うか?もう一つは、お客様のためです。ここでいうお客様は、エンドユーザーもそうですが、外部の方で会社に来る方すべてを含みます。お客様が、店舗に来て、会社に来て、気持ちよく買い物できたり気持ちよく、商談してもらうためです。そのことがぐるぐる回って、結局自分たちのためになります。でも、掃除をする時は、そんな事は考えてはいけません。

仁と儀を形に表したものが礼です。お客様にたいする礼は、気持ちよく、買い物できる環境ももちろん含みます。

そして、そのことが信、すなわち信用につながるのです。

掃除をすることが目的になるとそのうち形骸化され、そしてさぼる人が出てきたりします。掃除の目的が分かっている人は、一生懸命掃除を行います。しかし、分かってない人は、さぼったりします。掃除を丁寧にできる人は、仕事も丁寧であることが多いです。掃除が雑な人は、仕事も雑です。机の上とかも同じかもしれません。たかが掃除、されど掃除。掃除には、企業が成長するヒントがたくさん隠されています。