前期を振り返り

今期を振り返り、一言で表すと、激動の1年という以外言葉が見つかりません。
すべての出来事があの震災によって打ち消された・・・といっても言い過ぎではない。

私たちは、第40期前半戦、非常に調子よく推移し、私は過去最高利益が確実に達成できると確信していました。
私の師匠は良く言っていました。人生にも、経営にも、上り坂もあれば、下り坂もある。そして忘れてはならないのが、ま坂という坂である。私は、そのま坂というのは、来たとき考えればいいと思っていました。もっといえばまったくピンと来ていなかった。3月11日その意味がわかりました。
正直、3月11日以降、経験したことのない状況が次々とやってきて、これは会社の危機、日本の危機であると考え、不安で不安で心が震えていました。
あの日以来、生きている意味を考えました。
生き方、在り方を考えました。
激動の一年は、
会社として、一人一人全員がものすごく成長できた1年だったと考えております。
40にして、惑わず。40年という会社として、不惑の年に、ようやく、ぶれない会社になったと確信しました。

そして、やっと、3.11の震災という出来事を前向きにとらえることができるようになって来ました。それもこれも、会社にいる仲間が私を支えてくれたから。多くの師と仰ぐ方から、叱咤激励を頂けたからです。ありがとうとは、有ることが難しいと書く。
3.11以降、経営陣で想定したシュミレーション、最悪の場合、最高の場合、そのシュミレーションの最高以上の結果を残すことができたと考えています。まさに、今という状態が有ることが、難しいと、3月、4月と想像していました。だから、本当の意味でありがとう!
それは、まさにここにいる社員という仲間、メーカー様、生産者様、協力会社様、金融機関様、お得意先様、そして、お客様があったからです。心が折れそうになる私の後ろの襟をつかんで専務をはじめ、みんなが私を、引きづりながら運んでくれた。そんな気がしてなりません。 みんなから支えてもらってるということを心から理解できた1年でした。

私には、使命があります。多くの人に、私たちの会社を通じて、幸せになってもらいたい。そういう使命があります。この会社を、私たちにかかわるすべての人に、幸せが満ち溢れる日本一の会社にする。そんな使命を改めて決意を新たにした一年でした。

成長した1年、感謝ができた1年、決意を新たにした1年

そんな第40期を支えてくれた、すべての方へのご報告と、感謝もって、 結果発表とさせていただきます。