適者生存の視点

世の中は、いつの世も良くなっていくというのが原理原則です。でもその視点は様々です。世の中にはたくさんの企業があります。その企業は、多くの倒産が発生します。しかし、適者生存の原則を無視して、資金を資本という形でなく、借入金の増額という形で生きながらえることがあります。時には必要かもしれません。しかし、政府系金融機関、日本政策金融公庫が一兆円もの損失を出している現実をみると、どうも適者生存の原則を逸脱しているのではないかと思ってしまうのです。厳しい話かもしれませんが、それが現実です。
適者生存、では、今回の東日本大震災で犠牲になった方をどうみるかです。大変多くの方がなくなりました。地震という自然災害が発生したのです。でも、これは、人間をしてでもみれば、適者生存の原則に反しているかもしれません。しかし、地球という大きな視点でみれば、たまったエネルギーのバランスをとったにすぎません。もちろん人間的視点でみれば、たいへんな不幸が起きたと思いますし、大変悔しい思いですし、なくなった方への思いはあります。
適者生存、、、どの視点でみるかによって適者は変化します。
既得権益を手放さず生きながらえるのは適者ではありません。時代の流れに対応できないのは適者ではありません。会社の変化に自らの意志で参加できるのは適者です。
様々な視点があります。一人の人間の視点、家族に属する視点、会社に属する視点、お客様の視点、地域の視点、国家の視点、世界の視点、地球の視点、宇宙の視点。より大きな視点で物事を考えられるようになることが、大切です。