経世済民

世の中を経(おさ)めて民を済(すく)う
経済とは経世済民

今日もたくさんの気づきがある一日となりました。
今日が17回目の講義でした。あと3回で終わりです。
ちょっとさみしくなってきました。
いろんな長期の研修に参加してきたけど、
今回も良い仲間に巡り会えることができました。

ちょっとしたひとこで、
あっ!と気がつくことができる
この感覚は久しぶりです。
ナカジイさん以来かな

今日は、人事のこと、システムのこと
思考のこと
理想とする会社のあり方
気がついてもらう方法

自分の成長=会社の成長

いくつになっても、いつまでも
新しい自分に出会いたい!

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平成22年12月23日

店頭価格上げ下げ拮抗

食品・衣料の大手メーカーが原料高騰の価格転嫁に動き始めた。
原料高転嫁が広がり始めているという記事です。ここ最近原料高がさらに加速してきています。2つのパターンがあり、輸入品の原料高と国内品の原料高です。

国内品においては、天候等による特殊要因が働いています。

しかし、輸入品においては、需要増による価格の高騰という構造的に上昇していくと考えられます。輸入物価指数は11月で前年比3.9国内企業物価指数は前年比で0.9消費者物価指数が-0.6と価格転嫁できていないことがうかがわれます。

2007年の悪夢がよみがえります。その当時の状況を考えてみると、戦後最大の景気拡大の終焉の年に、原油をはじめ多くの商品が高くなって行きました。多くの企業が価格転嫁を十分にできず、苦しんでいました。当時は2007年の企業物価指数は前年比2.3、輸入物価指数は8.0、消費者物価指数は0.3、企業ががまんしても耐え忍ぶ体力があったのだと思います。

今回の状況が違うのは、金融円滑法案など、企業の延命措置を受けている企業が多い中での原料高は、企業の体力を消耗させるのではなく、とどめをさす要因にもなりかねないと考えます。

おそらく、前回の原料高と違って、商品力のある企業は価格転嫁をし、商品力がないところは、消耗戦で、勝ち残ったところが価格を転嫁していくという状況になる・・・いわゆる多くの企業が倒産する。年換算13000件台で推移しているなかで、18000件ペースにもどるのではないでしょうか?

しかし、消費者物価指数は、需給ギャップがある中でもプラスに転じ、強制的にインフレが進んでいく・・・いわゆるスタグフレーションが2011年進んでいく予感がします。

悪夢の再来になるのかならないのか

あとは、スタグフレーションにしないためには、景気を上昇させていくしかないわけですが、景気のエンジン役である設備投資がようやくプラスに転じていますので、そこに期待します