驕り

昔話です。昔すぎて恥ずかしい話です。
高校生のころ、陸上競技をしていました。
種目は やり投です。

高校2年生の春、私は絶好調でした。
記録会では、
他校の県のチャンピオンに声をかけられ、
握手をもとめられたほどでした。
春に出た大会では次々に自己記録を更新。
関東大会は間違いなし、自己ベストを出せば
インターハイにでれるという状況でした。
県のブロック大会で、圧倒的に優勝。
そして、県大会・・・惨敗です。
自己記録に遠く及ばずです。
練習で、いつも私の後背を歩んできた
先輩が関東にいきました。
実力は確実に私のほうが上でした。

1年後まったく逆のことがおきます。
3年生の春・・・絶不調でした。
腰は針を刺さないともたない状態・・・
左のひざは、踏ん張りが利かず・・・記録会は惨敗、
誰にもマークされず・・・
県のブロック大会でも、
やっとのことで県大会出場・・・
県大会で、奇跡の投てきをしました。
関東大会に出場。
もう少しでインターハイでした。
練習では、いつも私の後輩が、
私より良い記録を出していました。

2年生のとき、私は完全に「驕り」がありました。
そのときは、わからないんです。本当に情けない・・・
「謙譲の美徳」が我が部の理念だったのにもかかわらず。

3年生のとき、私の心には「感謝」がありました。
監督に対して、引退した先輩、そして後輩、
同じ学年の仲間。
毎日お弁当をつくってくれた母。

今になって思います。
2年生のとき負けてよかったって
人にとって、一番恐いのは
自分自身が気がついていない「驕り」であると思います。

常に自分自身と対話です。

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3年前につくった私の人生計画
2008年9月
妻がテニス大会で優勝!というのがあります。
テニス大会にでろなんて言ったこともないのに
なんと、あした決勝です。
本当にびっくりまんチョコです。